鉄骨住宅の特徴
鉄骨住宅について今回は簡単にご紹介しようと思います。
鉄骨住宅とは、その名の通り鉄骨でできた住宅です。
家の骨組みが鉄骨でできているの鉄骨造と言います。
木造住宅が割と一般的に認知されているかと思いますが、鉄骨住宅は木造住宅では
実現の難しい大空間を作ることができます。
木造住宅の場合、一般的には最大で約3m 60㎝ほどで柱が必要になります。
そのため木造住宅の場合、大きな空間を作るには限界があります。
鉄骨の場合、もちろん限界はあるものの木造に比べると大きな空間を作りやすいのが
大きな特徴の一つです。
例えば木造の場合3m60㎝ほどで柱が必要だったのが鉄骨の場合5mは問題なく可能です。
もっといえばそれ以上可能になります。
そのため、大きなLDK空間を作れたり、将来リフォームをする際に、間仕切りの変更に
構造が絡んでこないので容易にリフォームが可能というのが大きな特徴です。
鉄骨造の耐震性について
鉄骨造はビルやマンションなど大きな建物を作る際にもよく使用される構造です。
そのため耐震性も高く非常に頑丈な建物であるのは説明をしなくてもなんとなくわかるのでは
ないかと思います。
木造住宅に比べかなりの耐震性能がある鉄骨造ですので、まず耐震性を心配する必要は
ないでしょう。
鉄骨造も2種類の工法があり、軽量鉄骨造と重量鉄骨造がございます。
重量鉄骨造の方が耐震性は優れており、軽量鉄骨造も弱くはありませんが木造住宅とそんなに
変わらないかもしれません。
軽量鉄骨は住宅によく使われておりましたが、最近は重量鉄骨の住宅が増えていますね。
室内の見た目は木造と違う?
次は室内の見た目についてお話しします。
内装の仕上げに関しましては木造も鉄骨も使えるものは基本変わりませんので、見た目に
関しては変わりません。
ですので建物の中を見ただけでは木造と鉄骨の違いを見分けるのは難しいでしょう。
ただ、鉄骨造の場合、柱型と言われる柱の形状が一部室内に出てくるところがあるケースも
ございますし、マンションには多く見られる梁型という梁の形状が壁と天井の取り合い部分に
出てきたりすることもありますのでそういった意味では木造との違いがわかる時もあります。
それでもほとんどわからないかと思います。
そういった意味では構造が違っても内装は同じようにできるというところは良い点かも
しれませんね!
外観の見た目は違うの?
次に外観についてです。
木造と鉄骨で外観の見た目は違うのかと言われると、これも正直ほとんど変わりません。
我々のような仕事をしている人はわかると思いますが、そうでない方は外観で鉄骨か木造の
区別をつけるのはかなり難しいでしょう。
鉄骨造の場合、モルタル仕上げという木造の住宅に良く使われる外壁仕上げはほとんどせず、
基本はサイディングという仕上げだったり、ALCといったかなり強度のある外壁パネル材が
使われていることがほとんどです。
木造住宅でもサイディングはよく使われますし、ALCとサイディングも見た目はよく似ている
のであまり判断の基準にはできないかもしれません。
よって外観の見た目に関してもほとんどわからないということです。
鉄骨造のデメリットってあるの?
最後に鉄骨造のデメリットがあるかについてお話しします。
鉄骨造の場合、その構造の性質上気密性能が悪くなります。
木造に比べ隙間を埋めきれない部分があり、気密性や断熱性がやや劣る側面がございます。
ただ、最近の鉄骨造は各メーカーがとても工夫しており、
断熱性や気密性はかなり向上してきていると感じます。
実際に某大手鉄骨ハウスメーカーの方と話をすると木造の住宅と今はほとんど変わらないと
話してくれました。
これがどこまで本当かは分かりませんがお客様にもそのように話をしていると言っていたので
信用できない話ではないのかなと思っております。
確かに、鉄骨だから寒い、暑いというのは最近あまり聞かないのも事実です。
木造と比べて少し劣る部分にはなるのかもしれませんがそこまで気にする程度の違いではなさそうです。
もう一つ挙げるとしたら価格です。
鉄骨造の場合、木造の住宅より費用がかかるのはなんとなくイメージできますね。
建てる時にも木造よりお金がかかるのですが、壊す時にも木造よりお金がかかります。
その分も木造より長持ちするのが良い点だったのですが、最近は木造の住宅も鉄骨の建物と
同じくらい持つような仕組みが形成されているのでやはり費用的なところで言うと鉄骨の方が
お金はかかるかと思います。
最後に
木造、鉄骨、どちらの家にしようか悩んでいる方の少しでも参考になればと思います。
日本は昔から木造の住宅が多く、よく研究され、よりよくなってきております。
鉄骨は頑丈なイメージがあり、とても安心して暮らせるイメージがございますよね。
正直見た目はほとんど変わりませんし、内装も同じように仕上げられるのでどっちが良いかと
聞かれるととても難しいところです。
もし他にもこんなことが聞きたい、これはどうなの?と言ったご質問などございましら
いつでもご連絡ください。
少しでも皆様のお役に立てるようこれからも色々発信していきます!
それではまた!
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