フルリフォームについて
フルリフォームといっても明確な定義はありませんが、
ここでは、間取りの変更や水回りの交換が伴う複合的なリフォームを想定して解説します。
建物の構造やインフラ関係、法律面、使い勝手、デザインなど様々な知識や経験が必要になります。
“中古物件を購入して新しい住まいにするため”
“家族構成が変わり、より使い勝手のよい住まいへ”
様々なきっかけでフルリフォームを検討される方にお会いしますが、
新築までではなくとも、費用と時間を費やすからには後悔のないリフォームにしたいですよね。
リフォーム会社を選ぶポイント
先程も書きましたが、フルリフォームの場合様々な知識や技術が必要になります。
そんなフルリフォームを検討される際、リフォーム会社を選ぶ際に必要なポイントを解説します。
①リフォーム会社の人員体制
リフォーム会社により、あなたのリフォームに携わるスタッフは様々です。
新築の注文住宅の場合、
営業担当・設計担当・施工管理担当・インテリア担当・CADオペレーター・積算担当 等
が専属で就く会社が多いですが、
リフォームの場合は、そこまで手厚い体制を取っている会社はほとんどありません。
営業と設計を1人が担当する会社もあれば、営業と設計と施工管理まで1人が担当する会社もあります。
インテリア担当がいるリフォーム会社も多くありません。
営業と設計と施工管理を1人で担当する会社の場合、
その担当がどの分野を得意としているかにより 提案内容も大きく変わってくるでしょう。
全ての分野に長けている人とはめったに出会えませんので、
リフォーム会社がどういった人員体制を取っているか確認しましょう。
フルリフォームの場合、打ち合わせから工事が完了するまでかなりの時間がかかりますので、
営業~施工管理まで1人で担当する会社で、担当者と人としての相性が悪いとかなり苦痛なリフォームになります。
私はそれぞれ分業制を取っているリフォーム会社をおすすめしますが、
当然関わる人員が多いほど価格も高くなる傾向にありますので
リフォーム会社に何を求めるかを明確にして、比較することをおすすめします。
②サポート体制
フルリフォームをする場合、基本的には工事中の家に住むことはできません。
そうなった場合、引越しと仮住まいが必要になりますし家の中の荷物は移動したり処分したりしなければなりません。
その他にも、支払いにローンを利用したり、補助金を利用したり、登記や税金に関して手続きが必要になることもあります。
リフォームの事以外にもやらなければならない事は沢山あるのです。
ただでさえリフォームの打ち合わせで忙しくなりますので、
こういった事まで手厚くサポートしてくれる会社を選ぶことをおすすめします。
③図面や資料をしっかりと作成するか
リフォームの打ち合わせで決めなければならないことは沢山あります。
打ち合わせも相当な時間行いますので、その中で話したことはすべて覚えられません。
リフォーム会社の担当もあなたとの打ち合わせ以外にも、
同時進行で複数の方と打ち合わせを行っています。
リフォームで起きるトラブルとして最も多いのは“言った・言ってない”のトラブルです。
このトラブルは本当に多いです。
このトラブルは決着が付かないことが多く、どちらかが泣き寝入りする事が多いのも厄介な点です。
打ち合わせで言った事が伝わっているかどうか、現場に反映されているか、
これを証明する1つのツールが図面になります。
間取りを表現する平面図だけでなく、仕様書・展開図・設備図など建築には様々な図面があります。
これらをしっかり作成してくれるかどうかはとても重要になります。
打ち合わせで決めた内容を証明するためだけでなく、あなたの大切な資産である住まいが、
どういったリフォームを行い、どう変わって、何を使ったのか。
これらを資料として残すことにもなります。
リフォーム会社によっては簡単な平面図しか作成しないところもありますので、
初めに確認しておくことをおすすめします。
他にも挙げればキリがありませんが、他のブログなどであまり触れられていない事で大事な3つのポイントをお伝えしました。
最後に
先ほど挙げた3つの事、フルリフォームをするには非常に大切な事と考えていますが、
リフォーム会社によってサポートは様々です。
意外とお客様任せな会社も多くあるのが実情です。
その分価格が安かったりとメリットはありますが、
あなた自身が何を求めるか・どういったリフォームにしたいか、
それを素直に担当に伝えることもとても大切だと思います。
その中で信頼できる担当・会社と出会えることを祈っています。
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