リフォームの種類
今回はリフォームの流れについてお話しします。
リフォームには様々な工事内容・種類がございます。
外壁塗装工事や屋根葺替え工事、壁紙の張替え工事、キッチンなどの水回り設備交換工事、
床の張替え工事、、、 等の部分的な工事から、
間取りを大きく変えるようなリノベーション工事、建物を大きくする増築工事、
逆に建物を小さくする減築工事 等の全体的な工事まで。
様々な内容・種類の工事があるのがひとつリフォームの特徴です。
建物も木造や鉄筋コンクリート造、鉄骨造の戸建て、
同じく、鉄筋コンクリート造や鉄骨造のマンションなど
構造や建物種別、使用方法によってリフォームの仕方も大きく変わります。
今回はマンションのリフォームの流れについて少し詳しく話そうと思います。
マンションリフォームの会社選定
マンションのリフォームとはどんな流れで進んでいくのでしょうか。
マンションはその階や位置によって、間取りのパターンが異なっていたり、
部屋の大きさが違うケースがあります。
それぞれで価格も大きく違うため、予算や家族構成などの条件で選ぶのが一般的です。
購入の際、いくらバリエーションがあると言えど、パターンはパターンですので、
ご自分の生活に「ピッタリ合う」というよりは、多少の妥協も生じるはず。
注文住宅とは違い、マンション購入はそういった「選択」を強いられることも少なくないと思います。
運良く、「なんて自分にピッタリの間取りと空間なんだろう!」と
運命的な出会いを遂げた方もその幸せは束の間。
家族が増えたり、勉強部屋が必要になったり、子供が一人暮らしを始めたり、
・・・夫婦別々で寝たくなったり。
個人的なことであればまだ我慢もできましょうが、
昨今の世界的な状況を振り返ると、
コロナウィルス蔓延で会社がテレワーク推奨に変わり、
自宅でリモートワーク、リモート会議を行わなければいけなくなったり。
おうち趣味が増えて、その環境をグレードアップしたい意欲が高まり、
TVを大きくしたくなったり、防音室が欲しくなったり、、、。
生活の箱であるお家(今回はマンションに限りますが)は、
生活していくあなた自身の環境や周りの環境によって、
時に大きく変化が必要になる場合があります。
あなたが所有する専有部の間取りやデザインを自由に変えることができる
それがマンションのリフォームです。
マンションリフォームの流れとして、先ずリフォーム会社の選定を行います。
ここで重要なのは、最低でも2社、できれば3社で検討するということです。
もちろん3社以上でも良いとは思いますが、
声をかける会社が多くなればなるほど検討に時間が掛かり過ぎることと
競合他社が多すぎて各リフォーム会社が真剣に対応してくれない可能性があることなどを
総合的に鑑みると3社くらいが丁度良いかな、と。
紹介してくれる仲介会社などもございますができるだけご自身で探すことをお勧めします。
理由として仲介、紹介会社が入ることにより値引き幅が小さくなる可能性があるためです。
詳しくは↓の記事でご紹介しておりますのでご覧ください。
リフォーム会社の選定後は打ち合わせスタート
上記で述べたように3社ほど会社を選んだら打ち合わせをスタートしてください。
会社によって打ち合わせの流れは少し違うかとは思いますが大まかには同じでしょう。
先ず、要望を色々聞かれます。
ご自身やご家族のご意向をまとめておくとスムーズに話が進みます。
ある程度打ち合わせをしたら今度は現地調査です。
現地調査をしてその後、プランや見積もりが出てくる流れとなります。
現地調査は会社によって1回だけのところもあれば2回やるところもあるのでしっかりと
各会社の話を聞いてみましょう。
リフォーム会社の決定
それぞれの会社のプランや見積もりが揃ったらお願いをする会社を決めます。
ここで注意してほしいのがプランや見積もり内容がそれぞれの会社で違う ことです。
見積もりに入っている商品グレードや内容はしっかりと確認、チェックをして最終判断をするようにしましょう。
安いからといって内容が要望に沿っていないケースや、希望のものが入っていない、
表面上は安く見えるだけで実際は契約後に追加が多くなり高くなることもよくあります。
見積もり内容やプランに関してアドバイスがほしいという方は是非私たちにお声がけ下さい。
お家に関しては、建築関係のお仕事をされていなければ、ほとんどの方が素人です。
建築業界に身を置いている方でも、分野が異なれば他分野に関しては浅薄でしょう。
しかし、毎日過ごす空間だからこそ、こだわりを持って真剣に考えたい、
妥協したくない、最適解が欲しい、、、。当然だと思います。
今後私たちから、そのようなお悩みの相談窓口になるサービスを展開予定です。
まだ、構想段階ですのでオフィシャルではありませんが、
一先ず、この記事を読んでくださっている方限定で(投稿日時のご確認を!)
今お抱えのお悩みのご相談を受け付けたいと思います。
そちらの内容を見せて頂ければ詳しく説明しますよ!
リフォーム会社と契約後
リフォーム会社が決まって契約後は詳細のお打ち合わせをします。
実際にどこのメーカーのキッチンやお風呂を使うか、壁紙は何にするか、床は何にするか、
細かい部分の設計をどうするか、収納内やデザインはどうするか、
契約後のお打ち合わせが一番時間と労力を使うことを覚悟しておいて下さい!
様々な打ち合わせを行い、全てが決まったらいよいよ着工です。
いよいよ着工 解体がスタート
遂に着工です。
着工したらはじめに解体が始まります。
リフォーム工事の場合、当たり前ですが新築と違い、必ず解体からのスタートとなります。
今回はマンションの解体についてですが、
マンションの解体ってみなさんどんなイメージでしょうか?
部分的なリフォームですと大きな解体ではないですが、
フルスケルトンの場合はマンションの躯体と言われる、
コンクリートが剥き出しになった状態まで解体します。
ご参考までに下の写真をご覧ください。

こちらがマンションの解体現場です。
(こちら、私が以前実際に担当させていただいた現場写真になります。個人情報等の兼ね合いもあるため詳しいマンション名などは伏せさせていただきます。)
このように躯体であるコンクリートが剥き出しの状態になり、
マンションの部屋だったのが全くわからないほどに。
この状態をフルスケルトン状態と言います。
基本的にマンションの場合、このような鉄筋コンクリート造と言われる構造を
採用していることが多いので、どのマンションも内部を解体するとこのような状態になります。
解体時の注意事項
解体時には注意しなくてはならない点がいくつかございます。
先ずは養生です。
お施主様にはあまり関係ないかもしれませんが、
マンションにお住まいの全ての方に快く工事を受け入れて頂くために
しっかりとした養生をエントランス部分やエレベーター、お部屋までの通路などにする必要があります。
それ以前に工事前のご挨拶もしっかりとする必要はありますね。
養生をしっかりしたら解体に入るのですが、
一般的な70㎠〜90㎠くらいのお部屋であれば大体10〜14日もあれば解体作業が終わります。
ただ、この期間が工事中で一番音の出る作業となり、
一番近隣クレームの出やすいポイントとなります。
工事の一番初めですので、ここでの近隣住民への印象は特に重要です。
前述の通り、昨今ではご自宅でお仕事や会議をされている方も少なくありませんし、
小さなお子さんがいるご家庭では、家から簡単に出ることが困難な場合もあるでしょう。
しっかりと工事前に解体期間や騒音の説明をすることで、
少しでもご理解いただきたいものです。
音が出るのは仕方ないですが近隣への配慮は最大限にしておきたいですね。
業者選定時にはしっかりと上記のようなところに配慮してくれるか、
養生はちゃんとしてくれるのか なども重要なポイントですので確認してみて下さい。
今回はここまで
今回はマンションリフォームの解体までの流れや注意事項をご紹介させて頂きました。
マンションのフルスケルトンリフォームを何度もする機会はなかなか無いかと思いますので
流れがよくわからないという方は多いのではないでしょうか。
少しでもみなさんのご参考になれますと幸甚でございます。
次回はマンションの解体後から床張り下地工事、壁下地工事ができるまでを
ご紹介できればと思いますのでぜひご覧ください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
それではまた!
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